神戸市交通局1000形


1977(昭和52)年3月の西神線開業時から走行している1000形。神戸市営地下鉄の最古参車両だ。開業時は4両編成であったが、沿線開発に伴う乗車人員の増加により最終的には6両編成となった。

◇車両

4両×6編成=24両で運行を開始。これまでに6両×18編成=108両が製造され、車両数は西神・山手線内で一番多い。
登場時の編成MT比は4M(電動)だったが、現在は4M2Tの6連に統一されている。
01号車〜08号車は1982(昭和57)年度にT(付随)車の追加によって5連化、1989(平成元)年度に01〜18号車全ての編成にT車を加えて6連化した。

車両はすべて川崎重工製。

車体はアルミ合金製。台車はS形ミンデン台車。当時の地下鉄としては珍しく、登場時から冷房装置が搭載されていた。

車両塗装はパールグリーンとライトグリーンのツートンカラー。車番は神戸市電と同じく角文字となっている。

画像は1次車

01〜06号車は当初、車体側面の行先表示器が取り付けられていなかったが、1992(平成4)年度からの工事で設置された。

1000形は大きく3つに分けられ、01〜06号車が1次車、07〜15号車が2次車、16〜18号車が3次車である。

1次車と2次車に大きな違いはないが、3次車とは異なるのがお分かりいただけるだろうか。

・屋根上の冷房装置の変化(中型3台→大型2台に)


・前面窓下の握り棒とステップの有無
・助士側の仕切り部にある窓の有無 などがある。


◇制御方式

主回路制御装置は、運行開始当初は電機子チョッパ制御方式だったが、リニューアル工事に伴い更新。現在01号車〜07号車はGTO-VVVFインバーター制御方式、08号車〜18号車はIGBT-VVVFインバーター制御方式となっている。インバーターは全て日立製を搭載。

◇リニューアル

1997(平成9)年より年間1編成、リニューアル工事が行われた。先述のインバーター更新のほかに、冷房装置の更新・床敷物の変更・座席モケットの取り替え・座席袖の仕切り棒とつり革の増設などといった車両の改修工事や、ATO・ATCといった運転機器の更新も行われた。

この更新により形式名称が変更され、01〜07号車が1000-01、08〜18号車が1000-02形となっている。ただし、車番に変更はない。

◇その他

1000形は1978年度に鉄道友の会よりローレル賞を受賞。01号車の両先頭車運転台側にローレル賞のプレートが付いている。

2002(平成14)年より、転落防止外ほろの設置が行われた。

◇車両主要諸元表

項目 MC2・MC’2 M1・M’1  T・T’
 形式  1100・1600  1200・1500  1300・1400
 定員[座席数](人)  140[48]  150[56]  150[54]
 最大寸法
(長×巾×高)
19000mm×2790mm×4090mm
台車形式 軸箱板ばね支持、車体直結式空気ばね支持方式 (FS-393形)
 主電動機 直流直巻補極付分割界磁方式(SE-624A)
130KW×4台×4両 / 編成
 ——
 駆動装置 平行可とう歯車継手式、はすば歯車一段減速方式
歯車比 98/15 = 6.53
——
 制御装置 〈更新前〉チョッパー制御方式(自動可変界磁形)、定電流制御、フロン冷却方式、回生ブレーキ(抑速・停止)付、応荷重連動式
〈更新後〉VVVFインバータ制御(GTO・IGBT)
 ——
 運転性能 加速度 3.3km/h/S
減速度 常用 3.5km/h/S 非常 4.5km/h/S 均衡速度 100km/h
 空気制御装置 ATC装置連動、応荷重連動、電気指令式、電空併用ブレーキ、保安ブレーキ付
HRD-1-R
 空気圧縮機

 直感直巻補極付電動機、2段圧縮単動往復ピストン型、除湿装置付き
2000ℓ/min CM2015T-HB2000CB

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 集電装置 —— PT-4822-B-M×2台/両 ——
 電動発電機

 MG-111D-S半密閉自己通風式
出力電圧 3相200V60Hz

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 連結装置 編成両端 自動密着連結器及び電気連結器
中間部 棒状連結器
 冷房装置 【1・2次車】CU-182A形ユニットクーラ 10500Kcal/h × 3台/両
【3次車】CU-773形ユニットクーラ 17000Kcal/h × 2台/両
 誘導無線装置 金属帰路誘導無線方式 4波(非常発報・乗務員室間通話装置付)
 自動列車制御装置 高周波連続信号受信方式、連続速度照査、車内信号機付、三重系(3者択2)
 自動列車運転装置 車上演算方式、車内放送指令付、地上子6情報
 電気方式・軌間 直流1500V架空単線式・1435mm